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2020.0929
精華町北稲八間
秋に多く見られるチャバネセセリ、日当たりのいい赤紫蘇の花で数頭が吸蜜していた。
例年この時期にはイチモンジセセリが多いはずなのに数年前から見る数が減っていて
チャバネセセリの方が目立っている。
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チャバネセセリ
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2020.0929
精華町北稲八間
9月初めに訪れた時はまだ水位が高いため池だったが、
水が落とされ岸辺が見えるようになると早速ナニワトンボが戻って来ていた。
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ナニワトンボの生息する池にはリスアカネも見られる。
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2020.0929
精華町南稲八妻
いったい何事かと思うほどの爆音を轟かせて迫ってくるヘリコプター編隊の秋空の下、
今年も曼珠沙華の咲く時期がやって来た。
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黄金色の稲穂を背景に曼珠沙華。 |
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一昨年見つけたタヌキマメ、昨年は見つけられなかったが今年は別の場所で見つけた。京都府では
絶滅危惧種になっているのでついつい探してしまう。
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なるほどと思える名タヌキマメ。
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2020.0916
木津川市山城町
最盛期が過ぎてしまったウラナミジャノメ、まだ探せば縁毛がきれいに揃った個体も見れた。
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ウラナミジャノメと混棲するヒメウラナミジャノメ。
この時期はウラナミジャノメの2化とヒメウラの3化が重なり見分けにくい。
ヒメウラの方が幾分小さいかな。
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第2化のヒカゲチョウ
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半透明になったアゲハチョウの幼虫が道路を歩いていたので救出、
おそらく蛹になる場所を探していたのだろう。
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空き地などのひらけた場所で群れになってひたすら飛び続けるウスバキトンボ、
時にはとまってくれることもあるのだ。
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2020.0911
精華町北稲八間 マイコアカネ♂
9月になっても木陰のない湿地はまだ猛暑が続いているが、気配はなんとなく秋、
マイコアカネはすでに青い顔になっていた。
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マイコアカネ♀
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マイコアカネ交尾態
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2020.0911
精華町北稲八間
クロイトトンボばかりだった湿地も、この時期はアオモンイトトンボに入れ替わっていた。
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アオモンイトトンボが群れ飛ぶ中、アジアイトトンボも少数見られた。
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2020.0911
精華町南稲八妻
6月の第一化より小振りながら縁毛が揃ってきれいな第二化と思われるオオチャバネセセリ。
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飛び立ってもすぐにとまり翅を開く。
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一定の距離まで近づくとフラッシュに反応して飛び上がり視界から消える。
画像は体半分か葉っぱだけ。
しつっこくフラッシュ撮影を続けると反応が鈍るのかようやく画面に入ってくれた。
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時期からして第三化だろうヒメジャノメも縁毛が揃ってきれいだ。
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秋型のクロコノマチョウも出始めていて、これも新鮮できれいだ。
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2020.0911
精華町南稲八妻 ヒメアカネ♂
朝晩が過ごしやすくなってきた。ようやくアカネトンボたちの季節だ。
湿地の少し開けた明るい所ではヒメアカネが目立ち始めた。
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ヒメアカネ♂
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ヒメアカネ♀
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ヒメアカネ♀
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ヒメアカネを撮っていると黒い影が飛び出し薮の中へ入り込んだ。
おそらくカトリヤンマだろうと覗き込むとそれは初めて見る交尾態だった。
そこから目を離さないように手探りでレンズを換えて1枚撮ったところで
笹の被りを避けようとゆっくり移動した瞬間飛ばれてしまった。
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ヒメアカネはしばらくやめてカトリヤンマを探したが、メスを1つ見つけただけだった。
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2020.0905
精華町旧花空間
いつもトンボばかりに目がいって気にも留めていなかったオニバス。
今年は他の浮葉植物が少なく直径が1mほどもある葉が池全体を覆っていた。外来種っぽいので調べてみるとれっきとした在来種で
今では自生地も少なくなり京都府では絶滅寸前種になっている。
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大きな葉の割には小さなオニバスの花。
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オニバスの花
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2020.0905
精華町旧花空間
9月になっても猛暑日が続く。
この日も朝から暑く池の水面上を飛ぶのはギンヤンマとショウジョウトンボだけ。
アカネトンボたちはまったく見かけず。水辺のサルスベリの花が見頃だった。
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青空に映えるサルスベリの花 |
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サルスベリの花 |
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2020.0821
精華町南稲八妻
カトリヤンマ、青い眼のオス,体色は緑色
いつまでも続く猛暑。
今日も暑い日になりそうなので午前中だけ
ヤンマ探し。
相変わらず人の気配には敏感で薮から
一度飛び出してすぐ暗い藪の中へ
入ってしまう。
この日は数が多くいろいろな個体を
撮ることができた。
雌雄の違いや成熟度により色彩が
バリエーションに富んでいた。
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鈍い黄緑色の眼のオス、体色は黄褐色 |
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鈍い黄緑色の眼のメス、体色は黄褐色 |
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いくぶん青い眼のメス、体色も青っぽい |
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2020.0816 精華町
朝7時,涼しいうちにハスを撮りにきてみたが、ほとんど花が摘まれていた。
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ハスの実
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摘み残されていたハスの花
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2020.0814
精華町南稲八妻
猛暑日が続く暑い暑い日中にヤンマの撮影です。
今回は久しぶりに同好のぱてさんと熱中症にならないようにと午前中に出かけてきた。
まずは予想通りカトリヤンマがいくつか出てくれたが、人の気配ですぐに込み入った暗い藪の中に入ってしまう。
おまけにメマトイや蚊の襲来で思うように撮れない。
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カトリヤンマもまともに撮れないので、
もう一回りして帰り際、前方に大きなヤンマが飛び出し枯れ枝にとまった。
おぉこれは何だとそっと近づいて確認すると何とヤブヤンマだ。
昨年、高い位置にとまり小さくしか撮れなかったが今回は目の前にぶら下がっている。
諦め半分の帰り道に時々ある幸運だ。
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ヤブヤンマ
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ヤブヤンマ
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ヤブヤンマ
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2020.0809 南山城村
Googleマップで見つけたコウホネの咲くため池。
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適度に水生植物が繁茂する環境だが、
いたのはモノサシトンボとクロイトトンボだけ、時々ヤンマが通り過ぎていく。
時期を選べばもっといろいろなトンボが見られそうだ。
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コウホネの花にとまるクロイトトンボ |
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池の周囲の湿った地面や下草に新鮮なコチャバネセセリが数多く群がっていた。
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コチャバネセセリ
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池の近くの休耕田の柵に佇むウチワヤンマ
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休耕田の奥の薄暗い空間ではオニヤンマが枯れ枝にぶら下がっていた。
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2020.0804
伏見港公園近辺
川沿いは草が刈られた直後のようで水面に刈られた草が漂っていた。
そんな川の中央付近では産卵日和だったのか至る所でギンヤンマの連結産卵が見られた。
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腰を曲げたような独特のとまり方をするコフキトンボ。
水面に張られたロープなどにとまり縄張り争いをしていた。
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水辺の枯れ枝などではコフキトンボとコシアキトンボが多い。 |
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対岸付近を漂う草にとまるイトトンボ。
遠いので望遠で確認するとセスジイトトンボのメスだ。京都では初めての出会いとなった。
まだいるはずと近くを探したがこれだけだった。
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2020.0801,05
和束町鷲峰山
アカウシアブ
長い梅雨が明けたら今度はいきなり猛暑の日々。
標高500mほどの林道沿いは下界よりは涼しかったが虫たちが少ない。
駐車中の車のボディーや窓ガラスにぶつかるようにアブたちがやってくる。
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キンイロアブ
写真ではうまく表現できなかったがまさしく金色に輝くアブ。
ウシアブよりもふた回りほど小さいが金色と緑色の複眼に見惚れてしまった。
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捕まえたコヤマトンボ
林道沿いの少し開けた上空を何層にも分かれて摂食飛翔するトンボたち。
最上空はツバメだが、その下では大きなヤンマ、
そのまた下で中くらいのヤンマとアキアカネらしいのが群れていた。
夕刻帰りがけ地面すれすれを巡回するヤンマを捕まえると
緑の複眼のエゾトンボ系のトンボだった。帰って調べてみるとどうもコヤマトンボのようだ。
川などの水面上を巡回するものだと思っていただけに意外だった。
水辺から離れたこんな山奥の林道沿いで活動する生態もあるのだ。
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ヒノキに絡んだ枯れ枝にとまっていたオナガサナエ
針葉樹の植林が多い林道沿いでは、
モンキアゲハやクロアゲハ、カラスアゲハなどが蝶道を作っていた。
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普通種のようだが初めて見るセアカツノカメムシ |
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2020.0801
精華町内数カ所
蓮の葉
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蓮の花びら |
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蓮の花托 |
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花びらが落ちて花托から果托へ? |
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蓮の実 |
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2020.0722 南山城村
コガネムシの仲間を抱え込んで食事中のアオメアブ。
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近づきすぎたので飛んでいってしまったがしばらくすると近くに戻って来た。
同じ個体かどうかわからないがコガネムシは抱えていなかった。
それにしても青緑色の複眼はすごい!
が気に入っているのはこの奇怪な筋肉もりもりの胸板と軍手をはめたような力強い脚だ。
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アオメアブ、背中側はごく普通
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2020.0722 南山城村
先月、あれほどいたモートンイトトンボが全く見られなくなった休耕田。
一歩進む度に今回は羽化間もないホソミイトトンボが次々に飛び出す。
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ホソミイトトンボ
ひらひらと飛びながら水辺の笹薮に逃げ込む。 |
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ホソミイトトンボより少し太目の羽化して間もないホソミオツネントンボも
ちらほら飛び出してくる。 |
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ホソミオツネントンボ
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2020.0721
精華町南稲八妻
先日ノコギリクワガタがいたハンノキの樹液に今回はメスを抱えたミヤマクワガタがいた。
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ミヤマクワガタ、大きさは中ぐらい
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2020.0721
精華町南稲八妻
第2化のサトキマダラヒカゲ
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出始めで新鮮なサトキマダラヒカゲ
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2020.0721
精華町北稲八間
ため池や沼などでごく普通に見られるコシアキトンボ。巡回、旋回、ホバリングと活発に飛び回り
縄張り争いをしている。
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コシアキトンボ |
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コシアキトンボ |
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2020.0718
精華町北稲八間
真夏の炎天下、ひらひらと飛び交うチョウトンボ。数匹で縄張り争いをしていてとまってもすぐに
飛び立ってしまう。
人の気配にも敏感で近距離ではなかなか撮らせてくれない。この時は風が強くとまる植物も大揺れで撮影などできないと思っていたが、
そんな揺れ揺れの時だったから目の前まで近づいても気付かれず
風の止む瞬間に真上から撮ることができた。
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チョウトンボ
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チョウトンボ |
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2020.0716
精華町北稲八間
すでにマイコアカネが羽化していた。
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蜘蛛の巣に捕われてしまったハッチョウトンボのメスとオス |
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2020.0716
精華町南稲八妻
ヤマサナエに出会う場所で、先日はキイロサナエがいて驚いたが
今回はいつものヤマサナエだった。
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ヤマサナエ♀
翅胸前面のL字型はヤマサナエは太く、
キイロサナエは細いものだと思っていたがメスではこの見分け方は通用しないようだ。 |
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一見キイロサナエに見えたが、ヤマサナエ♀ |
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尾部の下に突起がないのでヤマサナエ♀ |
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2020.0705~16
精華町内数カ所でハスの花 |
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2020.0716 精華町南稲八妻
ハンノキの樹液にいた大型で真っ黒なノコギリクワガタ
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まさしく水牛と呼ばれる見事な彎曲、重量感のある大歯 |
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羽化したばかりなのか汚れのないきれいなカブトムシのメス。
転がっている枯れ木の上をゆっくり歩いていた。 |
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早朝、庭のシシトウの枝に抜け殻といっしょにぶら下がっていたクマゼミ。
まだ飛び立てなくおとなしいので部屋に持ち込んで撮影。
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2020.0712
精華町南稲八妻
いつもヤマサナエに出会う場所、この日もほぼ定位置にいた。
他に何もいないので適当に撮っているとそのうちメスだと気付き
ちょっと本気になって近づきすぎたら飛去られてしまった。下からの画像を確認してみると尾部の下に黒い突起がみえる。キイロサナエの特徴である産卵弁だ。
ここはヤマサナエしかいないと思っていただけにうれしい発見だった。
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アリがちょっかいを出しても動じないキイロサナエ♀
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黄色くないけどキイロサナエ♀
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キイロサナエ♀
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キイロサナエ♀ |
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2020.0705
精華町北稲八間
昨年同様今年もやはり1匹だけしか見つけられなかったコフキトンボ。
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コフキトンボ
いままでなぜ気付かなかったのだろう、このコフキトンボ4本の脚でとまっている。
蝶ではタテハチョウなどではよく見る姿だがトンボにもそんな生態があるようだ。
拡大してみると前脚を複眼の後ろに折りたたんでいる。
最近の写真だけだが調べてみるとその他のトンボでも折りたたんでいる姿を見つけた。
いつでもそうしているわけではなさそうだ。これってトンボ屋さんの常識なのかな?
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左上、上のコフキトンボの拡大
右上、シオカラトンボ 左下、ハラビロトンボ 右下、ヨツボシトンボ
複眼の後ろに格納されている。
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2020.0705 精華町旧花空間
梅雨の真っ只中、少し晴れ間が見える昼過ぎ
アジサイの回りを飛ぶ数匹のハグロトンボを見つけた。
近づくとひらひらと地面すれすれを飛び下草にとまる。
かなり敏感で後一歩が近づけない。
そんなことを何度か繰り返してようやくアジサイの花にとまってくれた。
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ハグロトンボ
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